案外、知らずにクリックしている方が多いのですが、リスティング広告の大手には、ヤフーのオーバーチュア(Overture)とグーグルのアドワーズ(AdWords)があり、 Yahoo!検索で表示されるスポンサードサーチ(スポンサーサイト)がオーバーチュアのPPC広告です。 (オーバーチュア株式会社は、2009年10月にヤフー株式会社と合併)
PPC広告は、リスティング広告・クリック課金広告・検索連動型広告などと言われ、検索エンジンでキーワード検索すると、その関連性のある複数件のウェブサイトが、 上・右・下の部分にスポンサーサイトとして別枠で表示される。これが有料広告となり、ヤフーやグーグルの広告での収入源にもなっているのです。
例えば、ヤフー検索でリスティング広告
という単語でキーワード検索すると
リスティング広告やオーバーチュアに関するウェブサイトが表示されますが、
例画像のように検索結果の上部と右部に(下部にも)「スポンサードサーチ」の枠が表示されます。
この部分(上記画像の赤数字の部分など)がPPC広告です。
ユーザー(消費者)は、この検索結果を見ながら目的に合わせて何気なくURLをクリックすると思いますが
ユーザーがクリックする度に広告主(スポンサー)にクリック料金が課金され
広告主がオーバーチュアに広告料金を支払っているのです。(当然、クリックするユーザーは無料です)
結果、広告主は有料であってもクリックされる事で、売上アップの効果が期待出来るので、
少しでも上位表示されるよう入札単価(広告費)を上げてでも広告を出稿します。
単価は、オーバーチュアに掲載内容を出稿時に決定するのですが、
キーワードの人気度などによって1クリック数円から数百円の設定幅があり、
他社より上位に表示させるためには、単価を高く入札設定しなければいけません。
また、より多くクリックされるためには、ユーザーの目を引くキャッチコピーも重要となります。
単純に考えると、新聞広告と同じで多くの人に見てもらう為には、経費・広告費を掛けて、
その広告費以上の売上や利益を上げるよう広告宣伝をするのです。
その都度、費用対効果を予測計算し単価やキーワードの設定変更も必要になるでしょう。
やはり、多くクリックされるキーワードは、簡単な単キーワードです。
例えば、リスティング広告を出したい人はリスティング広告
程度の短い単語で検索する人が多く
リスティング広告 ヤフー オーバーチュア
などの複合キーワード(ロングテール)を駆使して検索するユーザーは、まだ少ないようで、
幅広い宣伝の為には、ターゲットに単キーワードを設定しますが、単キーワードは単価が高かったり、無駄なクリックも発生しますから
単価の安い二語句以上の主要な複合キーワード(ロングテール)を複数設定する方法もあります。
(以前より複合キーワードで検索するユーザーは若干増えています)
単キーワードよりは、アクセスが激減しますが費用対効果だけは上がります。
完全一致、部分一致などの選択も可能で、マーケティング方針により各設定をします。
単キーワード例
1. リスティング
2. PPC
3. オーバーチュア
4. Overture
5. アドワーズ
6. AdWords
7. 広告
8. 集客
9. SEM
複合キーワード例
1. リスティング広告 代理店
2. リスティング広告 運用
3. リスティング広告 依頼
4. リスティング広告 業者
5. 代行 ネット広告
6. 集客 インターネット
7. SEO オーバーチュア
8. WEB 宣伝
9. PPC 広告
10. インターネット 販売
11. ヤフー 広告
12. オーバーチュア ...
オーバーチュアでは、その他の各種広告設定が可能で、
1日の予算の設定、複数広告パフォーマンス、地域ターゲット、対象外キーワード、
オーバーチュア配信対象外サイト(2009.11/6日より設定可能)
インタレストマッチ、スポンサードサーチモバイルなどのサービス・機能があります。
一方、Googleアドワーズ(AdWords)は、テキスト広告・イメージ広告・Flash広告・動画広告・ガジェット広告などにも力を入れ、 機能面の充実や広告無料お試し券などのキャンペーンで登録ユーザーを増やしており、技術的な特殊商品などの宣伝効果ならGoogleアドワーズ(AdWords)が有利だとのデータもあります。
上記例のスポンサー表示のように、多くの広告代理店やSEO,SEM業者がありますが、
やはり広告とは別途、設定管理運営の手数料が掛かります。
失敗や初期設定〜運用までの多大な時間や手間も考慮し、
代理店に依頼する方が良い場合もありますが、初期設定と数回の調整後は、
コツさえ理解(キーワード設定や品質スコア、単価設定)すれば、その後の運用は、簡単です。
しかし、アクセス解析やコンバージョンなどからアクセスや注文結果をしっかり分析し
売上・利益・成果・費用対効果を上げないと広告費倒れの思わぬ結果になってしまう事もあるのです・・・
PPC広告を打つのなら結果、費用対効果やROI(投資収益率)の検証も必須です。
訪問者が来てくれてもホームページや商品が悪ければすぐに閉じてしまうので、
折角の有料宣伝で、より多くの集客や注文を得るためにも
ホームページのイメージや商品構成・価格・サービスの向上も再度見直す事が先決です。
同時に自然検索でも上位に表示されるようにSEOでも対応したり、
PPC広告、リスティング広告・クリック課金広告・検索連動型広告も
上手く併用する事によって売上を上げている企業は多いのです。
このようなインターネットで有料広告を利用する手法を'SEM'といいます。
SEMとは、検索エンジンなどから自社サイトへ訪問者を誘導する有料のマーケティング戦略。